インタビュー

都会の生活が合わず自然に憧れ農業の道へ

  • 中国エリア
  • 島根県

 

お名前持田 杏奈(もちだ あんな)
現在(←移住前)の職業柿の木農産加工所←農産物直売所のカフェ
現在(←移住前)の住まい島根県吉賀町←北海道
移住を検討し始めた年齢26歳
移住年月2013年

移住のきっかけ

都会の生活が合わず自然に憧れ農業の道へ
東京都出身の持田さんは、都会暮らしに生き苦しさを感じる日々を送っていた。自然の中で暮らし、農業を学ぶために、北海道にある東京農業大学へ入学した。夏休みに八王子にある有機農家を訪ねたときに、人生観が覆る経験をした。そこでは子どもたちが畑の周りを裸足で走り回ったり、障がいをもつ人が自分のペースで作業をしていたり、農業を通じてゆったりとした時間が広がっていたのだった。自分にとっても心地よい空間であった。
次第に「皆が心地よく生活できる居場所づくり」が持田さんのやりたいことになっていた。

持田さんの移住活動

地域の中で循環できる有機農業の地を求めて
移住先として有機農業ができること、そしてこれまで暮らしたことがある島根県がいいと決めていた。大学院時代の後輩や知人を頼って、有機農業ができる場所を探した。松江市、出雲市、奥出雲町などを見て歩き、最後に町をあげて有機農業を行っている柿木村(現在の吉賀町)を訪れた。町の雰囲気、空気感。「ここだ!」と直感で気に入った。

悩み期の暮らし

悩み①
会社のペースに飲み込まれる息苦しさ
社会人になったときに、世の中の流れで生活することが苦しくなっていた。その頃に会社の先輩から「若いんだから飛び出してみたら?」とアドバイスを受けた。
悩み②
モノがあふれることの違和感
大量生産・大量消費に違和感を感じる中、自身が向かう農業は大型機械を使って大量生産をするよりも環境にやさしい有機農業をやりたいと思っていた。

移住の決め手

決め手①
自然が豊かなところ
水のキレイなところに住みたいと思っていたため、山と川がある自然豊かな柿木村がとても気に入った。澄みわたった空気の中にいると呼吸がしやすかった。
決め手②
自分にあっていると肌で感じた
「柿木村があなたに合ってるよ、行きなさい」と大学院の先生が後押ししてくれた。実際、訪れてみると有機農業は当たり前。柿木村の人に温かく声をかけてもらえ、素敵な地域だと思った。

移住後の暮らし

一人で生きてはいない
町は大きな家族
「人生で初めて寂しいと思わない暮らしができています」と話す持田さん。一人暮らしをしているときは、近所の人がおかずを持ってきてくれた。散歩をしていると、家に帰るころには両手いっぱいの野菜をいただくことも。そして同じ移住者のご主人と結婚し、子どもにも恵まれた。家族で古民家に住みたくて2年かけて大改修。今は柿木農産加工場で地域の人と加工品をつくりながら、子どもたちや仲の良い家族と一緒に、川や田んぼでゆったりと遊ぶ活動をしている。夢であった「居場所づくり」を始めたところだ。

 

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https://www.kurashimanet.jp/people/beans/65/page01-3.html
▼動画はこちら
https://youtu.be/SQ7q7LOgYDQ

このインタビュー記事の問合せ先

公益財団法人 ふるさと島根定住財団 UIターン推進課

TEL:0852-28-0690
HP:https://www.kurashimanet.jp/

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