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【4泊5日in宮津市】冬の丹後半島・世屋暮らし体感ツアー

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宮津市上世屋(かみせや)は、京都府北部・丹後半島の中央部に位置する山間の村です。伝統的な造りの民家を中心に棚田が広がり、周辺の里山林とともに美しい景観を醸し出しています。現在、10世帯21人。小さな村の暮らしを将来に繋げたい―。眼下の宮津湾から吹き抜ける風の中で、村人による様々な試みが始まっています。

まず上世屋を知ってもらうには、何より村に来てもらい「風」を感じてもらうのにかぎると思っています。村を歩いて、自然のこと、田畑のこと、暮らしのこと、人のことをあなた自身が体感して下さい。

暮らしと仕事が混ざりあう

会社勤めでは、趣味の時間と仕事の時間がはっきり分断しています。上世屋の暮らしは、そこが混然一体です。春の山菜取りは、食材取りであると同時に遊びでもあります。田んぼ仕事はお米を販売するために行ってはいますが、毎年、風土と稲の様子を見極める力量が問われる楽しい挑戦です。いいお米ができると、世屋の風土と素晴らしい共同作品が描けたようで誇らしい気持ちになります。食以外のモノづくりでも同じ、風景の一部から染織の色をもらったり、素材をいただいて、自分の手でモノを生みだしていき、一つ何か出来上がった時の満足感は他では味わえない心地よさです。「仕事を主体に組み立てる暮らし」だけが選択肢ではありません。自分を主体に暮らしをデザインできることを、少しでも知ってもらえれば、と思っています。

真冬の4泊5日、世屋暮らし

今回は、移住を考えておられる方々にじっくり暮らしのイメージづくりをしていただければと4泊5日のプログラムになっています。

「モノづくり」と「狩猟」コース選べます

移住体験施設「セヤハウス」を拠点に、村人とともに雪かきしたり、こんにゃくづくり、ご飯づくりしたりします。また2日間は希望コースに分かれて【モノづくりコース】は紙漉きと藤織り、【狩猟コース】はイノシシorシカの解体、狩猟体験を行います。

「モノづくり」コースは紙漉きと藤織り

世屋では、むかしから農閑期の手仕事として藤織や紙漉きが営まれていました。藤織は京都府の無形民俗文化財に登録されている希少な技で、山間の雪深い里でひっそりとおばあさんたちの手で脈々と受け継がれてきました。藤の布は「のの」と呼ばれ、春藤の木を山から採ってくるところから始まる、木綿が生まれる前の最も原始的な木の繊維から作る味わい深い布です。

紙漉きは、上世屋の隣の里、畑という集落でかつて原料栽培から紙漉きまで一貫して冬間に各家庭で行われていました。山でも楮は自生していますが、紙づくりにはたくさんの繊維が必要になる為、畑栽培がメインです。自家栽培だけでなく、昔は畑の畔で農家さんに栽培してもらってそれを買い集めてもいたようです。

どちらもそれぞれの藤や楮という木を刈り、その皮を剥いで焚いて、里の恵みから繊維を自分たちの手で調達するところから始まります。私たちが村の人や昔の人から教わるのは、ゼロからモノを生みだせるということを知っている逞しさです。無ければ買う、ではなく、じゃあ山でとって来よう、育ててみよう、身近にあるから作ってみようという思考。自分たちでモノを生みだせるということを知っているか知らないかは大きく違います。それは暮らしの中の知恵から構築されてきた民具を見ても、とても自然と上手く付き合ってきたことを習えます。紙を漉くことと布を織ることと、同じ木からでも人の知恵と手技で色々な使いようができ、素材を知って使い分けることによって素敵なモノづくりのある暮らし方がきっとできます。

今回のツアーでは、そんな手仕事の中の大切な一工程で、皆でできる作業をピックアップ。藤織りは「フジウミ」と呼ばれる糸を績む作業をします。かつておばあさんたちが、昼間の仕事を終えた後など、誰かの家に集まって囲炉裏を囲んで話ながら夜なべして行っていた作業です。人の手でしかできない地道な作業ですが、皆で話したりお茶をしながらすれば何倍も豊かな時間になります。囲炉裏端会議しながら手仕事のある里の暮らしの一場面を体験いただこうというものです。紙漉きは、焚いた繊維から各自便箋を漉いてお土産として持ち帰っていただきます。木から紙を作る技術、里山紙漉き体験を楽しんでください。

藤織りの指導は齊藤麻弓さん、紙漉きの指導は山形歩さんが行います。彼女たちはともに移住者でモノづくりを仕事にしています。モノづくりの現場を覗けると同時に、ナリワイでの経験談も聞くことができます。

「狩猟」コースは解体と猟体験

猟期の始まりは、冬の気配も感じられる11月中頃。この時期はまだ田んぼの作業もあるので、農業と並行して狩猟をすることになります。狩猟がメインとなるのは雪が積もってから。

世屋では罠猟と、鉄砲をもち1人で獲物を追う忍び猟という猟が行われています。

まず狩猟シーズン最初に行われるのがくくり罠猟。山に入って獣道を見つけ、足跡や泥、においなどの痕跡から狙う個体を決めて仕掛けます。仕掛けは毎日見回ります。

年が明け、山の雪も深くなってくると忍び猟が始まります。山の中はイノシシやシカの庭なので、彼らの方が先に自分に気づいて逃げられてしまうこともしばしば。そのため、なるべく自分の気配を消しながら追うのが大事。自分の頭と目と足をフルに使い、獣に出会える機会をうかがいます。

狩コースの指導を行う、小山愛生さんは狩猟の魅力についてこう語ります。

山で自力で肉を捕ってくるというシンプルさ、山を知り獲物と駆け引きする猟師たちのかっこよさが魅力でした。猟師は、獣を獲るために獣になります。「こんな雪あったら、あいつらもしんどいんや。上には逃げへん」「冷え込んで寒いやろう。あいつら日当たりのええとこで寝とるわ」。理屈ではなく、獣と人の境界が薄らいでいくようでした。獣に対する尊敬と言えば大げさですが、そんな気持ちも芽生え、ますます、狩猟の魅力にはまってしまいました。

下のリンクの記事には狩猟について小山さんの思いが綴ってあります。是非ご覧ください。
狩猟をナリワウ

2018年2月に完成した簡易獣肉解体施設「上世屋獣肉店」

世屋では新たな動きとして狩猟をナリワイにするプロジェクトが昨年始まりました。それまではイノシシやシカなどを捕獲しても、食肉に加工できないため付加価値がつけられず、狩猟を主なナリワイにするのは難しいという現状がありました。その課題を解決するため、まずはこのプロジェクトで獣肉解体施設を目指すことに。何回もの話し合いの上、村の理解も得られ、2018年冬、獣肉解体施設「上世屋獣肉店」が完成しました。施設の完成により、獲ったイノシシやシカを食肉として加工・販売するということが可能になりました。すでにこの施設で加工された食肉は丹後の飲食店などで使用されており、冬のナリワイとして猟師という道が現実となってきています。

今回は、イノシシorシカの解体と山での狩猟を体験してもらう予定です。猟師として生きたいという方にはぜひおススメです。


開催日2019年1月31日(木)
開催場所しおぎり荘 ( 京都府宮津市字上世屋 238-14)
参加費お一人 13,000 円(※体験料)
【注意事項】
自宅と集合及び解散場所間の交通費は、自己負担になります。また、しおぎり荘での宿泊代・食事代等(約 30,000 円)は、しおぎり荘に直接お支払いください。 悪天候などの不可抗力の理由より、旅行の中止をする場合があります。予めご了承ください。
対象者18歳~50歳までの方、本格的に丹後に移住を考えられている方
お問合せドチャック会議(上世屋定住促進協議会)担当 小山
TEL:090-5978-8315
MAIL:kamiseya.sumu@gmail.com
FAX:0772-27-1547
備考■募集人数
8 名(先着順)

■募集期間
2019年1月20日 〆切(先着順となります)

■持ち物
雪の中で作業できるスキーウエアまたはレインウエアと防寒着、長めの長靴、スパッツもあると便利です。防水防寒の手袋、宿泊に必要な物、着替えは多めに用意下さい。

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